「反日」という「無敵の言葉」を疑え

以下、mixiに書いた日記を一部修正して転載。 久々に日記。というのも、このニュースについての日記で、容疑者の行為に肯定的な意見が意外に多かったので。 ロート製薬に「CMでキム・テヒ使うな」 強要容疑で元市民団体関係者ら逮捕大手製薬会社「ロート製薬…

ローザ・パークスと「彼」。

今より人種差別がもっと酷かった頃の1950年代のアメリカで、一人の黒人女性がバスで白人に席を譲るのを拒否し、逮捕された。彼女の名前は、ローザ・パークス。 http://www2.netdoor.com/~takano/civil_rights/civil_04.html 黒人が白人に座席を譲るのが「当…

ごあいさつ

はじめまして。 もともと、歴史認識とかそういうめんどうくさい問題とは距離を置いていたのですが、「嫌韓流」ブームの煽りを受けて、大好きな映画「パッチギ!」が「捏造映画」呼ばわりされてむかついたので、朝鮮人戦時動員(強制連行)について調べたりして…

コメントを下さった方へ。

レスもせず放置しっ放しでごめんなさい。今、色々ありまして、精神的にあっぷあっぷでいっぱいいっぱいなもので。今週中にはお返事いたします。

朝鮮人戦時動員ウィキ作りました。

今年に入ってからコツコツ手を入れていたサイトが、何とか形になったのでお知らせします。 朝鮮人戦時動員FAQ http://wiki.livedoor.jp/gurugurian/d/ まだまだ未完成で、もっと手を加えなくてはいけない状態ですが(なんせパソコンがなく、「携帯電話で入力…

忠誠・同化を強要する論理

図書館で借りた「の境界」をようやっと(返却期限ギリギリで)読み終えた。 「日本人」の境界―沖縄・アイヌ・台湾・朝鮮 植民地支配から復帰運動まで作者: 小熊英二出版社/メーカー: 新曜社発売日: 1998/07/01メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 67回この商…

「マンガ嫌韓流」の強制連行否定論を検証する。

今日、「マンガ嫌韓流4」が発売したらしい。まだ読んではいないが、k3altさんのこの記事を読む限り、まあ、ロクでもないわな。 ということで「発売記念」というわけではないが、以前ミクシィに書いたマンガ嫌韓流の強制連行否定論の検証記事に加筆したものを…

井筒和幸監督の発言。

最近の「ミサイル報道」騒動*1やデヴィ夫人の件の盛り上がりで思い出したこと。 一時期、2ちゃんねるなどで、以下のようなコピペが出回っていた。 井筒名言集 日本は北朝鮮に経済制裁とかするな。横田めぐみはパーになって自殺したんやから諦めろ。 だから経…

柳の下のドジョウは取り尽くしたと思うよ。

マンガ嫌韓流 4 (晋遊舎ムック)作者: 山野車輪出版社/メーカー: 晋遊舎発売日: 2009/04/30メディア: ムック購入: 9人 クリック: 90回この商品を含むブログ (17件) を見る 確か「マンガ嫌中流」とかいうのも出してたけど、どんだけ売れたんだか。 とは言え、…

入管施設での自殺(2)

前回に引き続き、もうひとつ「“ようこそ”と言える日本へ」から、入管の実態について書かれた箇所を引用する。 これは、やはり土井さんが関わったアフガニスタン人の話。彼らはアフガニスタンで少数派のハザラ人(ほとんどがシーア派)。ハザラ人はアフガニスタ…

入管施設での自殺(1)

もっと前に取り上げる予定だった話題。 強制退去目前の中国人男性、東京入国管理局収容所内で自殺―東京 1日、東京入国管理局は収容していた中国人男性(36)が先月20日、自殺を図り、翌日死亡する事件があったと発表した。(…) 2009年4月1日、華字紙・中文導…

死ぬまでにしたい10のこと

1.鄭大均を朴慶植氏、金英達氏の墓前で土下座させる。 2.「在日特権を許さない市民の会」およびその関連団体をぶっつぶす。 残り8つは後で考える。 死ぬまでにしたい10のこと [DVD]出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ発売日: 2007/11/28メディア: DVD クリッ…

「ベンゲット移民」―日本からフィリピンに渡った「不法労働者」のはなし。

いしけりあそびさんのところで、「ベンゲット移民」と呼ばれた人々のことを知った。 ググってみて、見つけたページ↓。 「フィリピンに渡った日本人移民」 http://www.geocities.jp/jhonlenjp/page068.html (以下、太字による強調は引用者) これらの日本人移…

蕨市民の皆様、これをどう思いますか?

mujigeさんも触れているが、明日蕨市で行われる「在日特権を許さない市民の会」のデモに関連して、瀬戸弘幸がこんなことを書いている↓。 「この蕨市にはまったく遵法精神がありません」 「このような市は勝手に滅んでしまえば良いと思います」 http://blog.l…

やほーに登録してみた。

ヤフーヤフーヤフー! ・・・という、今日の「アメトーーク」を観ていないと分からないネタは置いといて。 コンテンツの中の「知恵袋」を「南京事件・南京大虐殺」とか「強制連行」で検索すると、やはりというか、アレな「質問」がいっぱい。例えばこんなや…

「北朝鮮国籍」と「朝鮮籍」の話。

buyobuyoさんの「そもそも北朝鮮籍なんてない件」に関連して。 このこと、つまり「朝鮮籍」と「北朝鮮国籍」が全く違うものであることは、映画「ディア・ピョンヤン」のパンフレットの解説文で初めて知った*1。 Dear Pyongyang - ディア・ピョンヤン [DVD]出…

[南京事件]映画「ジョン・ラーベ」に「百人斬り競争」のシーンがあるというのは誤報、かもしれない。

こちらのエントリーで映画「ジョン・ラーベ」についてのレコードチャイナの記事を紹介した。その中の 日本軍将校2人による「百人斬り競争」など残虐シーンも多く盛り込まれている。 という部分について気になっていたので(理由は後述)、ドイツで「ジョン・ラ…

映画「ジョン・ラーベ」、監督・出演者インタビュー

以下は2008年3月12日号の「ニューズウィーク日本版」に掲載された、映画「ジョン・ラーベ」の監督フローリアン・ガレンベルガーと、朝香宮鳩彦役で出演した香川照之のインタビュー。元々ミクシィの『映画『ジョン・ラーベ』が観たい』コミュで紹介したのだけ…

【おまけ】言葉の意味はよく分からんが、とにかく凄い詭弁だ。

映画「ジョン・ラーベ」について調べていたら「毛主席は南京大虐殺認めてなかった」と主張するブログが。 Birth of Blues 映画「ジョン・ラーベ」予告編 コメント欄で「その情報のソースは?」と尋ねたが、最後まで答えて貰えなかった。そんなに難しい質問じ…

南京事件を描いた映画「ジョン・ラーベ」の日本公開を求める署名

2009年3月16日、第59回ベルリン国際映画祭でプレミア上映され、高い評価を受けた映画「ジョン・ラーベ」が、来月28日から中国本土で公開されることが決まった。17日付で東方早報が伝えた。 中国・フランス・ドイツ合作の映画「ジョン・ラーベ」(フローリア…

つくる会が(再び)センター入試にイチャモン

以前取り上げたセンター入試の件に、案の定「つくる会」が飛び付いてきた。 新しい歴史教科書をつくる会(藤岡信勝会長)は12日、大学入試センターに対し、先月行われたセンター試験の日本史問題について「南京での虐殺事件や、関東軍による張作霖爆殺事件…

今日図書館で借りた本。(11)

(返却予定日は2009.2.24) 朝鮮人強制連行論文集成作者: 梁泰昊出版社/メーカー: 明石書店発売日: 1993/07メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (3件) を見る 80年代の論文を中心に編まれたもの。朴慶植氏をはじめ、そうそうたる執筆者が並ぶ。個人的…

ウヨクの内ゲバ?「WiLL」VS西村修平

2ちゃんねるの【誤国者】新風連と新風をヲチ40【云わずなもが】で知ったのだが、明日、西村修平氏らが「WiLL」に対して抗議行動を起こすそうな。 「反日議員を落選させる会」ブログ <『WILL』編集長・花田紀凱の傲慢に鉄槌を!> 西村代表が失業者の生活保…

今日図書館で借りた本。(10)

(返却予定日は2009.2.20) 棄霊島 上作者: 内田康夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/04/27メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見る棄霊島 下作者: 内田康夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/04/27メディア: 単行本 ク…

再掲「朝鮮人強制連行の記録」のp98、及び「証言 朝鮮人強制連行」p121〜123より。

一九四五年八月一五日、日本帝国主義の敗亡による朝鮮の解放は日本に連行された朝鮮人労働者に解放への歓喜をもたらし、朝鮮人労働者は懐しい故国に向って先を争って帰国した。(中略)朝鮮人は自力で大小の漁船を借り入れるなどの可能な一切の方法を利用して…

mumur氏とその支持者は「朝鮮人強制連行の記録」のp98と「証言 朝鮮人強制連行」のp121〜123を読んでから自説を展開すべきだと思う。

はてなブックマークを辿っていて、二年ほど前のこんなブログ記事を見つけた。 mumurブルログ:当ブログをご覧の枚方市人権政策室の職員の皆様へ これを読んだだけでは状況が掴めなかったので前後の記事もチェックしてみた。 枚方市が朝鮮人の捏造に荷担「あな…

ある意味、スジが通っている。

「あたご」裁決報道への疑問―はなさんのポリログ そのことは十分に承知しながら、あえていえば、発生当初の「自衛隊側が全面的に悪い」という報道の軸をそのまま引きずってしまったということではないか。 個人的な印象では、自衛隊への非難は、事故を起こし…

「在日は強制連行の被害者ではない」。で?

このブログでは「戦時動員(強制連行)で日本に連行された朝鮮人のほとんどは終戦直後に帰国した」「従って、現在の在日コリアンのほとんどは『強制連行』によるものではない」「これは『強制連行』研究における常識である」ということをしつこいくらい*1繰り…

秦郁彦氏に田母神「論文」を批判する資格はあるのか?(追記あり)

こちらで少し触れた、2004年のセンター入試で「朝鮮人強制連行」に関する問題が出題された件だが、秦郁彦氏が著書「歪められる日本現代史」*1でこのことに触れている。 歪められる日本現代史作者: 秦郁彦出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2006/01メディア:…

今日図書館でリクエストした本。

・「朝鮮人強制連行論文集成」(梁泰昊編、明石書店/1993) ・「岩波講座 近代日本と植民地 五」(大江志乃夫他、岩波書店/1993) どちらも朝鮮人戦時動員関連。