カルデロン・アラン・クルズ一家の退去強制処分は国益に反する


かつて、かの偉大*1なる占い師、細木数子大先生はこうおっしゃった。


「最近の日本には、ハングリー精神が足りない」


まさにその通り。敗戦により多くを失った日本人は、ハングリー精神をもって驚異的な復興を成し遂げた。


しかるに今の日本人は豊かさに溺れ、ハングリー精神を失ってしまった。この大不況の日本で、最も必要とされるのがハングリー精神。





さて。現在の日本でハングリー精神を持ち得ているのは誰か?





それは、カルデロンさん一家です。





世間では、カルデロンさんが不法入国したことをもって「法をおかしたのだから強制退去も仕方がない」などと言う意見があるが、全く的外れな意見と言わざるを得ない。


むしろ、不法入国までして日本にやって来て、なおかつ真面目に働き、地域にとけこんできた、それをなしえたハングリー精神を持っているからこそ、カルデロンさん一家には日本に在留していただかなくてはならない。このような国益を大いに利する貴重な人材を、こともあろうに退去強制処分にするなど狂気の沙汰であり、それに賛成する者は亡国の徒と言っても過言ではない。


思い出して欲しい。敗戦直後、多くの日本人は生きるため、農村などに買い出しに出て、食糧を手に入れた。これは当時は違法行為であり、官憲によって厳しく取り締まられたが、それでも人々はリュックや風呂敷を背負い、ギュウギュウ詰めの電車に乗って食糧を得てきたのだ。そうやって戦後を生きのびた。言い換えれば、この日本で私や貴方が存在しているのも、私たちの父母、祖父母が、違法行為に手を染めてまで生きのびてくれたお陰なのだ。


そして現在、そうしたかつての先人たちの姿を最も体現しているのが、カルデロンさん一家なのである。





勘違いしてはいけない。カルデロンさん一家に特別在留許可を求めるということは「可哀想だから、日本に居させてあげる」ということではない。「日本のため、在留していただく」ということなのである。





リンク:カルデロン・アラン・クルズ一家に在留特別許可を!

*1:そう、細木大先生は偉大なのです。間違っても「お前の占い、ハズれてばっかやんけ!」などと言ってはいけないのです。当たらぬも八卦、当たらぬも八卦