我が街のポモリベ?(ちょこっと追記)
そうそう、今日図書館でちょっとびっくりしたのは、いつの間にか南京事件否定派の本が増えていたこと。確か以前確認した時には鈴木明「新『南京大虐殺』のまぼろし」阿羅健一「<再検証>南京で本当は何が起こったのか?」、東中野修道「南京『虐殺』研究の最前線<平成十四年度版>」しかなかった*1のが、
東中野修道「再現南京戦」
同「南京事件『証拠写真』を検証する」
同「南京『百人斬り競争』の真実」
稲田朋美「百人斬り裁判から南京へ」
冨澤繁信「『南京事件』発展史」
西村幸祐「中学生にも分かる慰安婦・南京問題」
とこんなに増えていた。
まあその一方で笠原十九司「現代歴史学と南京事件」「『百人斬り競争』と南京事件」(この二冊は自分がリクエストしたもの)、本多勝一「南京大虐殺と日本の現在」と、史実派の本も入ってはいるのだけれど。
それにしても、これは市内の熱心な否定派がリクエストしたのだろうか。東中野氏の著書が多いのは裁判費用支援の意図があったのかな。あるいは、「南京大虐殺がなかったと断言するひとの声に耳を傾ける、少なくともその声に場所を与える必要がある」と考えているポモリベな人が同じ市内にいるのかもしれない。
ま、東中野氏の本は自分も読んでみたかったから良いのだけれど、ちょっとバランスが悪いような。基本的な入門書である笠原氏の「南京事件」と「南京事件論争史」もリクエストしておくか*2。
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南京事件論争史―日本人は史実をどう認識してきたか (平凡社新書)
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(2008.12.21追記)ということで昨日、上記二冊をリクエスト。