(もうすぐ)二十歳の甥と南京事件
お盆の話。姉(二人いる)が子供たち(自分からみれば甥・姪)らを伴ってやってきた。
わいわいと雑談していた時、なんとなく話が「最近の若者はモノを知らない」みたいな話になった。そこで一番年長の甥(大学生)に「1945年8月6日に何があったか知ってる?」と聞いてみると、「そのくらい知ってるよ、広島に原爆が落ちた日でしょ」との答え。
で、ふと思い付いて「じゃあ、1937年12月、アジアで大きな事件があったんだけど、わかる?」と聞いてみた。
甥「え〜っと、、第一次世界大戦の何か?」
・・・甥甥。もとい、おいおい。
「南京事件だよ!歴史(の授業)で習わなかったの?」と思わず叫ぶと「ああ〜、そういえば(聞いたことがあるような・・・)」という反応。
ああこれがゆとり教育の成果か、つーかネットウヨクに言わせれば、現在は日教組が自虐史観を刷り込んでいる危機的状況じゃなかったのかよ、とか思いつつ、「とりあえずこれを読め!」と、笠原十九司氏の「南京事件論争史」を無理矢理貸す。
南京事件論争史―日本人は史実をどう認識してきたか (平凡社新書)
- 作者: 笠原十九司
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 新書
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ちなみにこの甥っ子、アニメとマンガとテレビゲームが大好き。とはいえオタクというほど濃くはない(姉に言わせれば「頭の中は小学生のまま」)。女の子に興味がないわけではないのだろうけど、積極的に彼女を作ろうという感じではなく、良く言えば泰然、悪く言えばボーッとしたタイプ。小林よしのり関連もちょっとかじっているらしいが、染まりきっているわけではない様子。
今度彼と会うのはお彼岸なのだが、彼はどんな感想を持つだろう。*1