戦争

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id:aztvという方からこの記事にトラックバックを頂いた。 わら人形を攻撃する人 はてなでトラックバックを通じて議論するというのは未体験なので、どうしようかと思ったのだけれど、自分の中で暗黙の了解になっている事柄を言葉で整理する良い機会かもしれな…

戦争に反対した僧侶・竹中彰元

今日、教育テレビで「戦争は罪悪である」という番組を放映していた。日中戦争を批判したために罪に問われた僧侶、竹中彰元を紹介したものだ。恥ずかしながら、この僧侶については全く知らなかった。ウィキペディア:竹中彰元 戦時中における仏教界といえば、…

宋神道さんの言葉

かなり前の話だが、元慰安婦の宋神道(ソン・シンド)さんのドキュメンタリー映画「在日朝鮮人『慰安婦』宋神道のたたかい オレの心は負けてない」を見た。ただし今回は、映画そのものではなく、そのパンフレットに書かれていたことについて。 パンフレットの…

自国の戦争責任といかに向き合うか

↑の議論の中では野村進氏の「コリアン世界の旅」の一節を引用したのだが、せっかくなのでこちらでも引用しておく。野村氏はベトナム戦争時の韓国軍の蛮行や、ベトナム戦争によって韓国がどれだけ“恩恵”を受けたか、またベトナムに二千人いるという韓越混血児…

「ヒロシマ」についての二冊。

本論に入る前の前おき。 昔観た「金八先生」の中で武田鉄矢扮する金八先生が生徒に語っていた言葉が、妙に頭に残っている。別に熱心に観ていたわけではないし、その時もたまたまそのシーンを目にしただけだったと思うので細かい部分は定かではないが、確かこ…

渡辺清「砕かれた神」

砕かれた神―ある復員兵の手記 (岩波現代文庫)作者: 渡辺清出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/03/16メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 90回この商品を含むブログ (15件) を見る 以前紹介したジョン・ダワー「敗北を抱きしめて」の中でこの本の文章がか…

「朝鮮人戦時労働動員」

ずいぶん前に入手して、やっと読了。朝鮮人戦時労働動員作者: 山田昭次,古庄正,樋口雄一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/08/25メディア: 単行本 クリック: 28回この商品を含むブログ (6件) を見る史料・データも豊富で、なおかつ藤岡信勝や西岡力、鄭…

ジョン・ダワー「敗北を抱きしめて」読了。

何か、もぉ、おなかいっぱい。敗戦直後の日本を様々な面から捉えている。どちらかというと上巻は市井の人々に焦点が当てられ、下巻は天皇や政治家、占領軍についての記述が中心。「面白さ」という意味では、上巻の方が面白い。敗北を抱きしめて〈上〉―第二次…