2008-01-01から1年間の記事一覧

渡辺清「砕かれた神」

砕かれた神―ある復員兵の手記 (岩波現代文庫)作者: 渡辺清出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/03/16メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 90回この商品を含むブログ (15件) を見る 以前紹介したジョン・ダワー「敗北を抱きしめて」の中でこの本の文章がか…

岩波は良い本たくさん出してるとは思うのだけれど。

前回紹介した本も岩波の本だし。でもここhttp://watashinim.exblog.jp/を読むと、中はいろいろあるみたい。よく「共産党は官僚を批判するのに、体質が官僚的」みたいなことが言われるけれど、岩波書店も同質の問題を抱えているのかもしれない。 ところでここ…

「朝鮮人戦時労働動員」

ずいぶん前に入手して、やっと読了。朝鮮人戦時労働動員作者: 山田昭次,古庄正,樋口雄一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/08/25メディア: 単行本 クリック: 28回この商品を含むブログ (6件) を見る史料・データも豊富で、なおかつ藤岡信勝や西岡力、鄭…

「大きい主語」

(だいたひかる風に)気分が乗ってきたので、もうひとつ記事を書いてみます。 今週の「さよなら絶望先生」が面白かったという話。今週のネタは「大きい主語」、つまり何か主張する時に「私は〜と思う」ではなく「私たちは〜」という言い方に対するツッコミで、…

6月13日の記事について。

「どうしてこんな、大して宣伝も更新もしていない過疎ブログにコメントが?」と不思議に思っていたのだけれど、2ちゃんねるに貼られていたのね。呉智英18 http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1212512828/↑ここの>>51に全文(追記部分は除く)コピペさ…

呉智英先生に聞いてみたいこと。

[独り言][ことば]呉智英先生に聞いてみたいこと。 こちら(http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20080611)で呉智英氏の名前を見て、ふと思った。確か、氏は在日コリアンの名前を韓国語読みで表記することを批判していた。例えば「姜尚中」だったら「カン・サ…

映画「靖国」を観てきました。

レビューはこちら。http://www.jtnews.jp/cgi-bin_o/review.cgi?TITLE_NO=15732&SELECT=20066#HIT 観たのは6/1、渋谷。公開初日からそれなりに時間が経ったので、そろそろ観客数も落ち着いているだろう・・・と思っていたのだけれど、日曜日でなおかつ映画サ…

コサキン風「南京の真実 第二部」、“絶対ある”と“絶対ない” 絶対あるのが「南京大虐殺はウソだ!陰謀だ!」 絶対にない(だろうけど実現したら面白いだろうなーと思うのが) 「夏淑琴裁判ではお恥ずかしい限りです」

ジョン・ダワー「敗北を抱きしめて」読了。

何か、もぉ、おなかいっぱい。敗戦直後の日本を様々な面から捉えている。どちらかというと上巻は市井の人々に焦点が当てられ、下巻は天皇や政治家、占領軍についての記述が中心。「面白さ」という意味では、上巻の方が面白い。敗北を抱きしめて〈上〉―第二次…

僕らにとっての「ゴーマニズム宣言」は、

ちょうど安保闘争世代にとっての「毛沢東語録」みたいなものだったのだろうか。

有村治子議員

あだ名は「タナカマサアキ子」にケテーイ。http://d.hatena.ne.jp/yamaki622/20080415/p1

映画『靖国』は「愛日映画」by鈴木邦男(後程加筆予定)

映画『靖国』の上映中止についてははてなでも多くの方々が取り上げている。いろいろ思うことはあるのだけれど、公式ホームページでも賛辞を寄せている鈴木邦男氏のご意見を紹介しておきます。http://kunyon.com/彼の著書で、唯一持っている本。これについて…

犬糞食衛と犬の子と、あるいは日帝三十六年下の「パンク」

水野氏の「創氏改名―日本の朝鮮支配の中で」に興味深い記述があった。創氏改名への抵抗の事例として、「犬糞食衛」などと届出た者がいたと説明されることがある。歴史書では、文定昌『軍国日本朝鮮強占三十六年史』の記述がその始まりとされるが、「犬糞食衛…

「創氏改名―日本の朝鮮支配の中で」

以下、ミクシィレビューに書いたものの転載。 創氏改名についての著作というと「創氏改名」(宮田節子・金英達・梁泰昊)、「創氏改名の研究」(金英達)、「創氏改名の法制度と歴史」(金英達)がある・・・というより、この三冊しかなかった(日本では)。著者によ…

はじめました。

よろしくお願いします。