「涼宮ハルヒで学ぶ南京大虐殺」完結。

以前紹介したことがある「涼宮ハルヒで学ぶ南京大虐殺」が完結したようだ。 確か、前に見た時は第二話の途中、東中野氏が登場して自説を披露した後の、 「全く今までの研究者は何を考えていたのかしら?こんな明白な"ムジュン"があるのに気づかないなんて、…

せと弘幸氏からタモさんへ、熱烈なラブコール。

田母神発言を断固支持する!田母神俊雄空幕長論文(1)田母神俊雄空幕長論文(2)田母神論文を検証す(1)政府見解の誤りこそ正せ!田母神論文を検証す(2)田母神人民裁判を許さないぞ!英雄の出現と今後の展望 もうタモさんは新風に入っちゃえばいいと思う。で、瀬…

統計はウソをつく。

「解決不能」のhagakurekakugoさんもエントリーに書いておられるタモさん*1の「だってオレのこと、58%の国民が支持してるタモ!ヤフーで見タモ!」発言。 目立つ逸脱ぶり=政府の任命責任鮮明に−田母神氏質疑 参院外交防衛委員会で11日行われた田母神俊雄…

何が問題だったのか。

ざっとだけど、この件についての意見やブログなどを読んでみた。 これは幾重にも問題が絡み合ってると思う。自分なりにまとめてみる。 ・まず、主張の是非以前に論文としてダメ(論文としての体をなしていない)。・主張の論拠がかなりトンデモ(コミンテルンは…

自国の過ちを認めることは「自虐」なんだろうか。

以下二本の記事はミクシィからの転載です。芸がないといえばそうだけど、ブレヒトさんもああ仰ってるし、ね。 たとえばアメリカを例に考えてみる。 かつてアメリカ先住民(いわゆるインディアン)の生活・文化を破壊し、「居留地」へ追いやったこと。 日本に対…

ある田母神「論文」支持者の主張。

例によってミクシィからの拾いものなのだけれど、非常に興味深いので取り上げてみる。(太字による強調は引用者) 問題は、日本国内で自虐史観という世界に例を見ない愚かな歴史観が蔓延していることである。 たとえ自国の歴史がおよそ誇りを持つに値しないも…

田母神「論文」に象徴される反「自虐史観」について、企業の不祥事にたとえて考えてみる。

たとえば。ミートホープでも雪印でも良いのだけれど、不祥事を起こした企業の人間が「不祥事を起こしたのは我が社だけではないのに、なぜ我が社だけが責められなくてはいけないのか?」とか「我が社だけが『不祥事』の罪に問われたのは○○の陰謀だ!」とか言…

事実であっても、一回言っただけでは(事実として)伝わらない。

↑これはもちろん有名な「嘘も百回言えば真実になる」の裏返しなのだけれど。 いわゆるネット右翼とか嫌韓の主張を見ていると「よくもまあ、どこかで見たようなことを飽きもせず繰り返し繰り返し言えるものだ」とある意味感心してしまう。 どちらかというと、…

ネオナチの「分裂」と南京大虐殺否定論者の「矛盾」

「アウシュヴィッツとアウシュヴィッツの嘘>」を読んだ。 アウシュヴィッツと(アウシュヴィッツの嘘) (白水Uブックス)作者: ティル・バスティアン,石田勇治(他)出版社/メーカー: 白水社発売日: 2005/06/07メディア: 新書購入: 8人 クリック: 42回この商品を…

「2+3=80」

今日、図書館で借りた「朝鮮人強制連行強制労働の記録 北海道・千島・樺太篇」を読了、返却。 朝鮮人強制連行強制労働の記録〈北海道・千島・樺太篇〉 (1974年)作者: 朝鮮人強制連行真相調査団出版社/メーカー: 現代史出版会発売日: 1974メディア: ?この商品…

少しだけ、ずれている。

昨今の「蟹工船」ブームのことを聞くにつけ、思う。 これだけ「蟹工船」が注目されるなら、中国人・朝鮮人の「強制連行」に関する書籍も、もう少し注目されても、良いんじゃない? また、「私は貝になりたい」映画化のニュースを聞いて、思う。 日本人BC級戦…

今日図書館で借りた本。(4)

うひゃあ。これも例によって図書館にリクエストした本なのだけれど、前に借りた本をまだ読み終えてな〜い!だいたい今までの経験からすると、図書館にリクエストした本が届くのは早くて一ヶ月、遅いと二ヶ月くらいだった。それを見越してリクエストを入れた…

今日図書館で借りた本。(3)

細かく言うと、以前図書館にリクエストして、昨日届いたもの。 当事者が書いた強制連行―北海道・闇に消えた十一人作者: 鄭晢仁出版社/メーカー: 彩流社発売日: 1999/07/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 今読み終わったところ。色んな意…

中国人強制連行について少し調べて書いてみた日記。

中国人強制連行訴訟、二審でも中国人側が敗訴…福岡高裁 http://www.asahi.com/national/update/1020/SEB200810200008.html 第2次大戦中に中国から連行され、長崎県内の炭鉱で強制労働させられたとして、中国人の元労働者ら10人が国と県、採掘していた三菱…

今日図書館で借りた本。(2)

NHKスペシャル 幻の外務省報告書―中国人強制連行の記録作者: NHK取材班出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 1994/05メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (2件) を見る ちょっと「中国人強制連行」について調べたくなったので。詳細は…

清水正義氏の戦争責任論

おんどり音頭さんの記事経由で見つけた、清水正義氏のサイト「ドイツ現代史を訪ねて」。共感する部分が多かったので、興味深い記述を抜き書き。(太字による強調は引用者) 東京裁判をどうみるか 私は戦前日本の侵略政策責任は認めますし、東京裁判によってそ…

戦争に反対した僧侶・竹中彰元

今日、教育テレビで「戦争は罪悪である」という番組を放映していた。日中戦争を批判したために罪に問われた僧侶、竹中彰元を紹介したものだ。恥ずかしながら、この僧侶については全く知らなかった。ウィキペディア:竹中彰元 戦時中における仏教界といえば、…

今日図書館で借りた本。

海に消えた被爆朝鮮人徴用工―鎮魂の海峡作者: 深川宗俊出版社/メーカー: 明石書店発売日: 1992/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る前々回、前回取り上げた「朝鮮人徴用工の手記」同様、広島で被爆した朝鮮人徴用工についての書籍。筆者は…

鄭忠海「朝鮮人徴用工の手記」(2)

ところで、ネットで「鄭忠海」を検索してみると、ヒットする書き込みの多くが強制連行否定論の書籍*1で引用されている部分を挙げている。ここから推察するに、実際に「朝鮮人徴用工の手記」を読んだ上での書き込みはほとんどないように思える*2。 前にも述べ…

鄭忠海「朝鮮人徴用工の手記」(1)

先日取り上げた、鄭忠海「朝鮮人徴用工の手記」を読了。 筆者の鄭忠海氏は1919年生まれ。1944年に徴用によって広島の東洋工業に動員。翌年の原爆投下により被爆し、終戦後に帰国した。この本は、在韓被爆者渡日治療活動に携わっていた井上春子氏が、鄭氏の手…

宋神道さんの言葉

かなり前の話だが、元慰安婦の宋神道(ソン・シンド)さんのドキュメンタリー映画「在日朝鮮人『慰安婦』宋神道のたたかい オレの心は負けてない」を見た。ただし今回は、映画そのものではなく、そのパンフレットに書かれていたことについて。 パンフレットの…

はてな市民になったので

とりあえずはてなキーワード「金英達」を追加してみた。そのうち「朴慶植」も追加したい。 てか、「鄭大均」が登録されてて「朴慶植」「金英達」が登録されてないなんて、大事MANブラザーズバンドのCDは置いてあるのにビートルズやオアシスのCDが置いてないC…

歴史修正主義者が答えに窮する質問。

前に少し触れた、ミクシィの南京事件関連のコミュ*1(否定派が多数を占める)での今日のやりとり。とある否定派の人から「在日認定」された上で「ベトナムで韓国軍はどれだけ酷いことをしたか。そんなやつらに日本人の戦争責任がどうこうなんて言われる筋合い…

鄭大均「在日・強制連行の神話」を検証する(番外編)

「コリアン世界の旅」つながりで、これもついでに。鄭大均氏は「ノンフィクション・ライターの野村進は、在日=『強制連行の被害者』論を否定するとともに在日知識人を批判して次のようにいう。*1」として「コリアン世界の旅」の一節を「強制連行」論に対す…

自国の戦争責任といかに向き合うか

↑の議論の中では野村進氏の「コリアン世界の旅」の一節を引用したのだが、せっかくなのでこちらでも引用しておく。野村氏はベトナム戦争時の韓国軍の蛮行や、ベトナム戦争によって韓国がどれだけ“恩恵”を受けたか、またベトナムに二千人いるという韓越混血児…

[書籍紹介]今読んでいる本

どれも図書館で借りたもの。 アウシュヴィッツ収容所 (講談社学術文庫)作者: ルドルフ・ヘス,片岡啓治出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/08/10メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 20回この商品を含むブログ (40件) を見るトリアージ論争に刺激されて。「…

[独り言]モバイルはてなの仕様が

変わった、のかな。何だかコメント欄とか見辛いのだけれど、これは改善する途中なのだろうか。

タイトル変更。

何となく、勢いつけたくて。元ネタは、知ってる人は知っている、知らない人はTSUTAYAへGO!*1の「パッチギ!」の名台詞。大友康平が熱いのです。「愛が全てさ!」は伊達じゃないのです。本当はデザインももう少し良い感じにしたいのだけれど、何せIT弱者なの…

「『百人斬り競争』と南京事件」書評、と覚え書き。

「百人斬り競争」と南京事件―史実の解明から歴史対話へ作者: 笠原十九司出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2008/06/01メディア: 単行本 クリック: 25回この商品を含むブログ (7件) を見る 以下はミクシィレビューに書いたもの。 南京事件についてはそこそこ…

予告(?)兼自分用メモ

さて、ここ一週間ほど鄭大均氏の「〜神話」批判記事を連日アップしてきたけれど、少し更新はお休みします。記事を書くための資料を読み込まなくてはいけない、というか、図書館で借りた資料図書を期限内に読み終えて返却しなければならないので*1。 以下はこ…